2026年台風15号は北区にいつ影響?進路・雨風・荒川・交通情報まとめ

【2026年8月14日朝追記】台風15号は熱帯低気圧に変わり、台風としての情報は終了しています。ただし、雨雲、雷、河川水位、交通情報、避難情報は短時間で変わる可能性があります。また、東田端でも倒木があったとの情報があります。外出、帰宅、避難の判断をする前に、必ず気象庁、北区防災ポータル、鉄道・バス各社の公式情報を確認してください。

2026年8月11日夜、台風15号が関東に接近し、同日20時ごろには茨城県南部に上陸しました。その後、台風15号は2026年8月12日9時に日本海で熱帯低気圧へ変わり、台風としての情報は終了しています。

ただし、「台風ではなくなったから、もう何も確認しなくていい」というわけではありません。東京・北区では、局地的な雨や雷、荒川・石神井川などの水位、道路冠水、倒木、停電、交通機関への影響を、外出前や就寝前に確認しておくと安心です。

地域メディア『東京きたくりっぷ』のエリア担当ライター、はやとーさんです。私も赤羽駅を利用することが多いので、台風が近づいたり大雨の可能性がある日は、天気予報だけでなく、JRの運行情報や荒川の水位まで何度も確認してしまいます。

北区で台風や大雨に備えるなら、全国ニュースで台風の進路を見るだけでは少し足りません。北区には荒川・隅田川・新河岸川・石神井川があり、河川氾濫だけでなく、短時間の大雨による道路冠水や内水氾濫、崖沿いの土砂災害、強風による倒木や停電にも注意が必要です。

この記事では、2026年8月12日夜時点で確認した台風15号の状況と、北区で特に確認しておきたい場所、河川・避難・交通情報、そして家庭で確認しておきたいことをまとめます。あわせて、8月14日朝時点で追記した東田端の倒木に関する情報も掲載します。

目次

【8月12日夜更新】台風15号は熱帯低気圧に。北区では局地的な雨や雷に注意

2026年8月11日20時ごろ、台風15号は茨城県南部に上陸しました。その後、台風15号は本州を西へ進み、12日9時に日本海で熱帯低気圧に変わっています。

台風としての情報は終了していますが、北区で暮らすうえでは「台風の中心がどこにあるか」だけでなく、雨雲の発達、雷、荒川や石神井川の水位、交通機関への影響をあわせて確認することが大切です。

2026年8月12日夜以降に確認したいポイント

  • 北区に大雨・洪水・雷などの警報や注意報が出ていないか
  • 荒川・石神井川の水位が上がっていないか
  • 道路冠水や倒木、停電などの情報が出ていないか
  • JRや地下鉄、バスに運休・遅延情報が出ていないか
  • 北区から避難情報や避難場所の開設情報が出ていないか
  • 就寝前にスマートフォン、モバイルバッテリー、懐中電灯を確認したか

台風は熱帯低気圧に変わっても、周辺の湿った空気や発達した雨雲の影響で、局地的に雨が強まることがあります。北区については、1時間ごとの予報、雨雲レーダー、北区水位・雨量情報システム、気象庁の警報・注意報を別に確認しておきましょう。

980hPaだからそれほど強くない?数字だけで判断しない

台風情報を見ると「中心気圧980hPa」という数字が目に入ります。しかし、hPaだけで北区への影響の大きさを判断することはできません。

今回の台風15号は、上陸時点では「強い」「非常に強い」といった強さの階級は付いていませんでしたが、最大瞬間風速35m/s規模の風が見込まれていました。

さらに東京では、台風そのものだけでなく、周辺の暖かく湿った空気によって雨雲が発達することがあります。そのため「中心から離れているから大丈夫」とも限りません。

予報円が大きい=大型台風ではない

予報円は「台風の中心が入る可能性がある範囲」です。円が大きいほど進路の予想に幅があるということで、台風そのものの大きさを表しているわけではありません。

北区で本当に注意したいのは「川」だけではない

北区で台風というと荒川を思い浮かべますが、実際には確認したい水害がいくつかあります。

リスク特に確認したいこと
荒川などの河川氾濫河川水位・洪水予報・避難情報
石神井川の増水水位・周辺の浸水情報
内水氾濫道路冠水・下水の排水状況・雨の強さ
土砂災害崖や急傾斜地周辺の危険度
強風倒木・飛来物・停電・交通への影響

短時間の豪雨では「内水氾濫」にも注意

北区によると、区内の公共下水道は1時間50mm程度の雨を想定した整備がおおむね完了しています。しかし、それを上回る雨が短時間に集中すると、下水管だけでは雨水を流し切れなくなる場合があります。

このとき起こるのが「内水氾濫」です。

川が氾濫していなくても、低い道路や地下・半地下の入口、駐車場などに水が流れ込むことがあります。「荒川の水位はまだ低いから大丈夫」と思っていても、自宅周辺では道路冠水が始まる可能性があるのですよね。

家の前に雨水ますがある場合は、雨が強くなる前に落ち葉やゴミでふさがれていないかも見ておきたいところ。北区も雨水ます周辺の簡単な清掃を呼びかけています。

北区では過去にどんな台風被害があった?

今回も、北区内では強風による影響が身近なところで見られました。東田端でも倒木があったとの情報があり、「川の水位だけを見ていればいい」というわけではないことを改めて感じます。

台風や大雨のあとは、雨が弱まってからも、歩道や公園、線路沿いの道などで折れた枝や倒れかけた木に注意が必要です。倒木や大きな枝が道路をふさいでいる場合は、無理に近づいたり動かしたりせず、道路管理者や北区の公式窓口、緊急性が高い場合は警察・消防などへ連絡してください。

北区では、道路の補修や街路樹の管理などについて、道路の損傷等を発見した際には道路公園課道路係への連絡を案内しています。公園や私有地、国道・都道など、場所によって管理者が異なる場合もあるため、危険を感じたときは自分で処理しようとせず、現地の状況を安全な場所から確認するようにしましょう。

今回とは別の台風ですが、北区の過去の記録を見ると「この地域では何が起こりやすいのか」が少し見えてきます。

2011年9月21日の台風15号では、北区内の赤羽北・王子・桐ケ丘・志茂・十条台・田端・堀船などで内水被害が記録されています。

このときは床下浸水や道路冠水のほか、倒木21件、停電734世帯という記録も残っています。

もちろん2011年の台風15号と2026年の台風15号はまったく別の台風です。「15号」という番号は毎年付け直されるため、同じ番号だから同じ被害になるわけではありません。

ただ、この記録を見ると、北区では「浸水」だけではなく、強風による倒木や停電への備えもしておいたほうがいいことが分かります。

石神井川では過去に氾濫も

北区では2005年9月、2010年7月の集中豪雨で石神井川が氾濫し、堀船地域を中心に浸水被害が発生しています。

2010年7月5日の集中豪雨では、北区内で床上浸水285件、床下浸水263件、道路冠水17件などが記録されました。

荒川ばかりに目が向きがちですが、王子・豊島・堀船周辺など石神井川に近い地域では、短時間の強い雨にも注意しておきたいところです。

荒川は「北区で降った雨」だけを見ても分からない

荒川で特に覚えておきたいのが、北区で雨が弱くても水位が上がることがある点です。

荒川は長い川なので、埼玉県など上流域で大量の雨が降れば、その水が時間をかけて下流へ流れてきます。

そのため「北区ではもう雨が止んだ」と安心するのではなく、国土交通省の「川の防災情報」や北区の水位・雨量情報システムで水位そのものを確認することが重要です。

北区志茂には「岩淵水門(上)」の水位観測所があります。荒川の状態を確認するときに覚えておきたい観測地点です。

2019年の東日本台風では、岩淵水門付近の荒川が戦後3番目となる高い水位を記録しました。北区でも最大2,291人が避難した記録があります。

水位が気になっても、荒川や石神井川を直接見に行くのはやめましょう。水位と河川カメラはスマートフォンから確認できます。

北区には「水位と雨」をまとめて見られるサイトがある

北区民なら覚えておきたいのが「北区水位・雨量情報システム」です。

ここでは河川の水位だけでなく、河川カメラ、北区役所に設置されている気象局の雨量、風向、風速なども確認できます。

全国版の天気予報を見るより、「今、北区では実際にどれくらい降っているのか」を確認したい場面で役立ちます。

STEP
気象庁で警報・台風情報を見る

まず台風の発生状況、大雨・洪水・暴風・雷などの警報や注意報を確認します。

STEP
北区の雨量・河川水位を見る

荒川や石神井川、北区内の雨量を確認します。

STEP
北区防災ポータルを見る

避難情報や避難場所の開設状況、交通・ライフライン情報を確認します。

荒川氾濫と石神井川氾濫では避難場所が違う

ここは北区で暮らしている人にぜひ知っておいてほしいポイントです。

北区では、水害の種類によって避難場所を分けています。

想定される災害避難場所
荒川の氾濫高台水害対応避難場所
石神井川の氾濫・土砂災害水害対応避難場所
地震震災時の避難所等

つまり、「災害が起きたらいつもの近所の小学校へ行けばいい」とは限りません。

荒川の氾濫が想定される場合には、浸水の危険が少ない高台側にある学校などが「高台水害対応避難場所」として開設されます。

桐ケ丘中学校、赤羽台西小学校、西が丘小学校、王子第三小学校、滝野川第二小学校、西ケ原小学校、田端小学校など、北区内20施設が指定されています。

ただし、指定されているからといって常に開いているわけではありません。実際にどの施設を開設するかは、そのときの状況に応じて北区から発表されます。

「避難所へ行く」より先に、「どこが開設されたか」を確認することが大切なのですよね。

北区には自由に使える「土のうステーション」が14か所

玄関や駐車場への浸水が心配な家では、北区の「土のうステーション」も知っておくと役立ちます。

区内14か所に設置されていて、大雨が予想されるときには必要な人が土のうを持ち出して使用できます。

土のうステーション所在地
浮間一丁目緑地浮間1-8-1
赤羽台さくら並木公園赤羽台4-17-5
赤羽三和児童遊園赤羽西4-27-27
島下公園赤羽西6-10
志茂三丁目小柳川公園志茂3-26-5
神谷堀公園王子5-21
豊島公園豊島2-25
堀船公園堀船2-10
北区役所王子本町1-15-22
観音橋脇滝野川5-53
南谷端公園滝野川7-42-1
西ケ原みんなの公園西ケ原4-51
東中里公園中里1-12-2
田端新町南むつみ公園田端新町1-5-13

各ステーションには80袋が保管されています。ただし、風や雨がすでに強くなってから取りに行くのは危険です。必要になりそうな場合は早めに判断しましょう。

赤羽駅・王子駅を使う人は「自分の路線だけ」を見ない

台風や大雨の日に困るのが電車です。

赤羽駅では京浜東北線、埼京線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインなど複数の系統を利用する人が多く、王子駅ではJR京浜東北線、東京メトロ南北線、東京さくらトラムなどがあります。

ここで注意したいのが、北区で雨がそれほど強くなくても、別の地域で強風や大雨が発生すると列車に影響することです。

特に直通運転を行っている路線では、離れた地域の運転見合わせが北区まで波及することがあります。南北線も埼玉高速鉄道、東急線、相鉄線方面と直通運転しています。

そのため「赤羽の天気は大丈夫」「地下鉄だから大丈夫」と判断せず、出発直前に公式の運行情報を見るのが確実です。

北区防災ポータルでは、JR東日本、東京メトロ、東京都交通局、埼玉高速鉄道の鉄道情報に加えて、都営バス、Kバス、国際興業バスへのリンクもまとめられています。

お盆の帰省・旅行予定がある人は特に交通情報を確認

今回は台風15号の接近と通過が、お盆休みの移動時期と重なりました。

鉄道は実際に運休する直前ではなく、天候悪化が予想される段階で運休や運転変更が発表されることがあります。

新幹線や特急を使って帰省する予定がある場合は、「電車が止まってから考える」のではなく、早めに運行予定や払い戻し条件まで確認しておくと安心です。払い戻しや変更の扱いはきっぷの種類によって異なるため、JR東日本やえきねっとなど、購入した窓口の公式案内を確認してください。

子どもがいる家庭で今日のうちに確認したいこと

防災用品をすべて完璧に揃えようとすると大変なので、大雨や強風の可能性がある日は「停電したら困るもの」と「外に出られなくなったら困るもの」から確認すると分かりやすいです。

  • スマートフォンとモバイルバッテリーを充電する
  • 子どものタブレットやゲーム機も充電しておく
  • 懐中電灯の電池を確認する
  • 常備薬や子どもの薬が足りているか確認する
  • 飲料水とすぐ食べられる食品を確認する
  • 犬や猫がいる家庭はフードやトイレ用品も確認する
  • ベランダの植木鉢、サンダル、物干し用品を室内へ入れる
  • 自転車や屋外用品が倒れたり飛んだりしないよう固定する
  • 停電に備えて冷蔵庫の開閉を減らせるよう食事を考えておく

特にマンションのベランダに置いている物は、自宅の窓を割るだけでなく、風で飛ばされると周囲の住宅や通行人に被害を与える可能性があります。

「今は雨が弱いから買い物へ」は帰りの時間まで見る

台風や大雨の日に意外と迷うのが「今なら買い物に行けるかな」という判断です。

見るべきなのは出発時の天気ではなく、帰宅する時間帯の予報です。

行きは雨が降っていなくても、スーパーを出るころには風雨が急に強くなることがあります。特に自転車での移動は強風の影響を受けやすいため、雨雲レーダーだけではなく風の予報も一緒に確認したいところです。

避難情報が出たら「近所の避難所へ」ではなく確認してから

台風や大雨で雨が強まったときは、北区から発表される避難情報を確認します。

ただし、安全な場所にいる人まで必ず避難所へ移動しなければならないわけではありません。北区も、安全な場所にいる場合は避難する必要はなく、安全な親戚や知人宅への避難も選択肢として案内しています。

反対に、豪雨になってから冠水した道路を通って避難するのは危険です。車での移動も安全とは限りません。

「避難指示が出たら考える」のではなく、自宅が荒川・石神井川などの浸水想定区域に入っているのかを、雨が強くなる前にハザードマップで確認しておきたいですね。

北区の防災情報はメールでも受け取れる

北区では緊急速報メールのほか、「北区メールマガジン」でも防災情報を配信しています。

受け取れる情報には、気象警報・注意報、豪雨情報、雨量情報、石神井川の水位、台風接近情報、荒川洪水予報、土砂災害警戒情報などがあります。

夜中に雨が強くなったときに、毎回自分から検索するのは大変です。通知で情報を受け取れる状態にしておくと安心です。

台風15号通過後も北区民がブックマークしておきたい情報

知りたいこと確認先
台風の発生状況・進路気象庁
大雨・洪水・暴風・雷の警報や注意報気象庁
浸水・土砂災害の危険度気象庁「キキクル」
北区の雨量・河川水位北区水位・雨量情報システム
荒川の水位国土交通省「川の防災情報」
避難情報・避難場所北区防災ポータル
倒木・道路損傷・街路樹など北区 道路の維持管理に関すること
JR運行状況JR東日本
南北線東京メトロ
バス都営バス・Kバス・国際興業バス

台風15号は熱帯低気圧に。北区では「通過後の確認」も忘れずに

台風15号は熱帯低気圧に変わりましたが、北区で暮らしている私たちにとって大切なのは、台風の名前が残っているかどうかだけではありません。

「自宅周辺で雨が強まらないか」「荒川や石神井川の水位はどうか」「避難場所は開いているか」「帰宅する電車は動いているか」「道路や歩道に倒木などの危険がないか」まで確認して、初めて自分の生活に必要な防災情報になります。

特に今回は、お盆休みの移動時期と重なりました。旅行や帰省の予定がなくても、夜の外出や家族の送迎、翌朝の移動予定を見直すだけで危険を避けられることがあります。

まずはベランダや家の周りに飛ばされやすいものが残っていないかを確認し、スマートフォンを充電して、北区防災ポータルと自宅周辺のハザードマップを確認しておきましょう。

気象情報、河川水位、交通情報は数時間で変わります。この記事の情報だけで判断せず、外出前や就寝前、翌朝の移動前には必ず最新の気象情報、河川水位、交通情報を確認してくださいね。

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この記事を書いた人

「東京きたくりっぷ」はやとーさん

東京都北区在勤のはやとーさんです。地域情報メディア『東京きたくりっぷ』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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