夏の夕方、子どもたちが「花火やりたい!」と言い出したとき、「どこならできるんだろう」と頭を抱えた経験ありますよね。公園はたくさんあるのにどこでもできるわけじゃない。でも具体的にどこならいいのかなかなか分かりにくいですよね。
地域情報メディア『東京きたくりっぷ』のエリア担当ライターはやとーさんです。私自身、赤羽から王子のあたりを歩き回りながら、「ここは芝生が多いから向かないな」「ここは夜に閉まるんだった」と確認してきたことがあって、今回はそのあたりを整理してみました。
花火の種類の違いから実際に使いやすい公園3か所の紹介、禁止されやすい場所の見分け方、後片づけまで順番に整理します。管理者への確認方法もあわせて紹介します。
「広ければできる」が思い込みになりやすい理由
北区内の公園を見ていると、広々とした芝生広場や運動スペースがある場所も少なくありません。広いから大丈夫、と感じるのは自然なことです。
ただ、広さと花火の可否は別の話。芝生広場は火が燃え移るリスクが高い場所として、北区の公式案内でも「ご遠慮ください」と明記されています。広い場所ほど芝生や植栽が多く、むしろ向かないケースも出てきます。
先に確認しておきたいのは、「広さ」ではなく地面の状態と管理者のルール。この順番で見ると、現地での判断がしやすくなります。
手持ち花火と打ち上げ花火は別物として考える
北区の公園・児童遊園に関して、区の公式案内では「手持ち花火のみ」を一定のルールのもとで容認しています。打ち上げ花火や爆竹、吹き上げタイプは含まれません。
音が大きいもの、大量の火花が出るもの、煙が広範囲に広がるものは対象外。見た目が花火であっても、種類によって扱いが変わるという前提で準備するのが基本です。
家族で楽しむなら、子ども向けの小さな手持ち花火が現実に合っています。娘たちと出かけるとき、私が選ぶのも決まってそのタイプです。
北区の公園で認められている利用条件とは
北区は公園・児童遊園での火気使用を原則禁止としながらも、手持ち花火については一定の条件のもとで容認しています。その条件は次のとおりです。
- 家族など少人数での利用であること
- 時間帯に配慮し、周囲への騒音を出さないこと
- 水入りバケツを用意し、火の後始末をすること
- ごみは必ず持ち帰ること
- 芝生・植栽地・遊具・砂場周辺は避けること
- 夜間閉鎖の公園・区域では使用しないこと
北区内で使いやすい公園3か所の特徴
北区内には花火を考えるときに候補になりやすい公園がいくつかあります。ただしいずれも、芝生エリアや植栽地を避け、管理事務所への事前確認を行ったうえで利用することが前提です。
- 飛鳥山公園(王子)
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JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」徒歩すぐ。入場無料。管理事務所:03-5980-9210(8:30~17:15)公式サイト:https://www.npd.jp/asukayamapark/
- 清水坂公園(東十条・十条)
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JR赤羽駅から徒歩13分、JR十条駅から徒歩11分。入場無料。管理事務所:03-5948-4738(8:30~17:15)公式サイト:https://akabane-parks.com/shimizuzaka
- 赤羽自然観察公園(赤羽西)
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JR赤羽駅西口から徒歩約15分。入場無料。開園時間は4月~9月が8:00~18:00。管理事務所:03-3905-4551 公式サイト:https://akabane-parks.com/akabane
赤羽自然観察公園には自然保護区域があり、立ち入りが制限されているエリアも存在します。多目的広場などの開けたエリアを選ぶかどうか含め、事前に管理事務所へ確認するのが安心です。
夜間閉鎖の公園はあらかじめ確認が必要
北区の公園の中には夜間に閉鎖される公園や、閉鎖時間が決まっている公園があります。夕方以降に花火を楽しもうとすると入園できない場合もあります。
飛鳥山公園の駐車場入庫可能時間は18:30まで。赤羽自然観察公園の夏季閉園は18:00です。夕暮れ後に花火を始めてから時間に追われることのないよう、出発前に閉園時間を確かめておく価値があります。
道路公園課公園係(電話:03-3908-9275)でも確認できますが、公園ごとの閉鎖時間は個別に異なるため、行く前に一度確認しておくのが確実です。
河川敷で花火を考えるときに見ておきたいこと
北区に隣接する荒川の河川敷は、「河川は原則として自由に利用できる」という考え方が基本です。ただし、荒川下流河川事務所(国土交通省)が定めるルールでは22時から翌朝6時の時間帯の花火は禁止されています。
河川敷は公園と管理者が違います。区ではなく国土交通省の管轄になる場所が多く、ルールの出所も変わる。この点は混同しやすいので、事前に分けて考えておくと混乱しにくいです。
たき火・ごみ焼却は禁止で、燃えやすいもの(枯草など)の近くでの火気使用も避けてください。水の用意とごみ持ち帰りは公園と同様に必須です。
公式情報を確認する具体的な方法
北区の公園の花火ルールは、北区役所の公式サイト「公園・児童遊園での花火について」に掲載されています。検索するなら「北区 公園 花火」で上位に出てきます。
区が直接管理しているか、指定管理者が管理しているかを北区公式サイトで確認します。
管理事務所か道路公園課公園係(03-3908-9275)に、利用予定の時間帯を伝えて確認します。
公園の入口や掲示板に季節ごとの注意喚起が出ている場合があります。当日も入口で確認します。
河川敷については、荒川下流河川事務所のサイトにFAQが公開されています。「荒川 河川敷 花火 ルール」で検索すると出てきます。
よくある失敗と見落としやすい前提
意外と多いのが、「公園の入口に掲示があったけど読まずに入った」というケース。夏の時期になると、管理者が花火に関する注意喚起を新たに出す場合があります。シーズン前に確認していたとしても、現地で変わっていることがあります。
また、「去年は何も言われなかった」という経験を根拠にしてしまうことも、見落としにつながりやすい。ルールは変わります。私自身、以前は気にせず使っていた場所が、翌年に掲示内容が変わっていたことがありました。

毎年夏前に、行き先の公園の掲示を一度確認するのが習慣になりました
後片づけと安全面で外したくないこと
手持ち花火でも、煙は出ます。風の向きによっては、近隣の住宅や公園にいる他の利用者のほうへ流れることがある。火の強い花火よりも煙が多いタイプは、特に周囲の状況を見てから使うほうが安心です。
音は静かな夜の住宅街では思った以上に遠くまで届きます。笑い声や子どもの歓声も含めて、22時以降はとくに気をつけましょう。
後片づけは使用済みの花火を水に浸けてから、ごみ袋に入れて持ち帰るのが基本です。燃えかすをその場に置いていくのは、翌日に別の利用者や管理者に迷惑をかける行為になります。
さいごに
まず一つやってみるとしたら、行く公園の名前で管理事務所か道路公園課(03-3908-9275)に電話して、夜間閉鎖の時間と花火の条件を確認してみてください。その一手間が慌てなくて済む一番の準備です。
私も娘たちと夏に花火をするとき、一番気になるのは「帰りの時間に間に合うか」と「後片づけがちゃんとできるか」のふたつです。楽しむ場所と条件が事前に分かっていると、その場でいろんなことを気にせず過ごせる。それだけで夏の夜の満足感がかなり変わると感じています。
公式確認と現地掲示の確認、水の準備、ごみ持ち帰り。この流れが当たり前になった夏から、北区での花火がぐんと楽しくなりました。みなさんの夏の夜が、安心して楽しい時間になったらうれしいです。













