東京都北区でバーベキューをしたいと思っても、実は好きな公園や荒川河川敷で自由にコンロを広げられるわけではありません。北区が公式に案内しているバーベキュー可能な場所は、現在2か所です。
地域情報メディア『東京きたくりっぷ』エリア担当ライターのはやとーさんです。子ども連れなら荷物の量、電車移動なら駅からの距離など、場所選びで気になるところは意外とたくさんありますよね。
この記事では「荒川岩淵関緑地バーベキュー場」と「赤羽自然観察公園 炊事棟」を比較しながら、料金、予約、設備、持ち物、アクセスまで具体的に整理します。
北区でBBQができる場所は2か所
北区がバーベキューのできる公園として案内しているのは、荒川岩淵関緑地バーベキュー場と赤羽自然観察公園の炊事棟です。
同じ北区内でも、2か所は利用方法がかなり違います。河川敷で開放的に楽しみたいなら荒川岩淵関緑地、かまどや作業台を使いたいなら赤羽自然観察公園が候補になります。
| 比較 | 荒川岩淵関緑地 | 赤羽自然観察公園 |
|---|---|---|
| 料金 | 中学生以上1人500円 | 無料 |
| 予約 | 利用方法により異なる | 電話予約必須 |
| 設備 | 芝生・レンタルあり | かまど10基・流し・作業台 |
| 機材レンタル | あり | なし |
| ごみ | 分別して場内で回収 | すべて持ち帰り |
| 炭 | 炭捨て場あり | 持ち帰り |
| 飲酒 | 利用ルールを守って利用 | 禁止 |
| ペット | 条件を守れば同伴可 | 園内への連れ込み不可 |

料金だけで選ぶより、荷物、ごみ、ペット、飲酒などを含めて考えると選びやすくなります。
荒川岩淵関緑地は河川敷で楽しめる
荒川岩淵関緑地バーベキュー場は、岩淵町の荒川河川敷にあるバーベキュー専用エリアです。料金は中学生以上1人500円で、中学生未満は入場料がかかりません。
通常の営業時間は9時から15時30分までで、16時には完全閉場。新規入場受付は13時までなので、午後から向かう場合は特に時間を確認しておきたいところです。
場内には芝生エリアがあり、自前のコンロやテーブルなどを持ち込んで利用することもできます。持ち込み利用の場合、場所は基本的に先着順となります。
荒川岩淵関緑地のポイント
- 中学生以上は1人500円
- 自分のBBQ機材を持ち込める
- 機材レンタルも利用できる
- ごみ回収場所と炭捨て場がある
- ペット同伴で利用できる
わが家のように犬も一緒に出かけたい家庭なら、2か所のうち候補になるのはこちら。リードの着用や排せつ物の処理など、ペット同伴時のルールは守る必要があります。
予約する人としない人の違いに注意
荒川岩淵関緑地は「バーベキュー場だから全員予約が必要」という仕組みではありません。ここが少し分かりにくいところです。
自分の機材を持ち込んで芝生エリアを利用する場合は先着順ですが、BBQセットや石畳みエリアを確保したい場合は事前予約が必要になります。
予約が必要
- BBQセットを利用する
- 石畳みエリアを確保する
場所の確保は先着順
- 機材を自分で持参して芝生エリアを利用する
BBQセットなどの予約は、利用日の1か月前10時から48時間前まで公式サイトで受け付けています。電話では予約できないので注意しましょう。
石畳みエリアには最大10名用が2か所、最大20名用が3か所あります。場所を先に確保しておきたいグループには使いやすい選択肢です。
荒川は機材を借りても完全手ぶらではない
荒川岩淵関緑地にはレンタルがありますが、「何も持たずに行けばBBQが完成する」というタイプの完全手ぶらサービスではありません。
BBQセットにはテント、コンロ、テーブル、クーラーボックス、椅子、木炭などが含まれます。5名用は12,000円、10名用は18,000円です。
一方で、食材、飲み物、包丁、まな板、箸、皿などは自分たちで準備します。現地で食材を購入できることを前提にせず、買い出しを済ませてから向かう方が安心です。
単品ではコンロやテント、テーブル、椅子、クーラーボックスなどの貸し出しもあります。ただし数に限りがあり、単品レンタルは予約できません。



電車なら、全部持参するよりコンロやテーブルを借りるだけでも荷物をかなり減らせそうです。
赤羽自然観察公園は無料の炊事棟
もう1か所が、赤羽西にある赤羽自然観察公園の炊事棟です。こちらは河川敷型ではなく、木々に囲まれた場所でかまどを使って調理するスタイルになります。
利用料は無料。約50cm四方のかまどが10基あり、流し9か所、作業台6か所、手洗い場2か所、テーブルも整備されています。
かまど1基につき6名程度が利用の目安で、炊事棟全体の定員は最大約60名です。学校行事やグループ利用を思わせる、林間学校に近い雰囲気の施設です。
- 料金
-
無料
- 定員
-
最大約60名
- 予約
-
電話で事前予約
- レンタル
-
なし
赤羽自然観察公園は2か月前から予約
赤羽自然観察公園の炊事棟は予約必須です。利用日の2か月前から、赤羽自然観察公園管理事務所への電話で受け付けています。
予約受付時間は9時から16時。先着順なので、春や秋の過ごしやすい時期にグループで利用したい場合は、早めに予定を決めておく方がよさそうです。
水曜日は炊事棟が休みです。ただし祝日や年末年始期間中の水曜日については扱いが異なるため、希望日が決まったら予約時に確認しておきましょう。
4月から9月は8時から17時30分、10月から3月は8時から16時まで利用できます。終了30分前を目安に片付けを始めるよう案内されています。
無料でも持ち物は赤羽の方が多くなる
赤羽自然観察公園は利用料無料ですが、食材や機材の販売、バーベキューセットのレンタルはありません。必要なものは自分たちで準備します。
さらに大きな違いが後片付けです。荒川岩淵関緑地にはごみ回収場所と炭捨て場がありますが、赤羽自然観察公園ではごみ、炭、残飯をすべて持ち帰ります。
赤羽自然観察公園で忘れたくないもの
- 食材と飲み物
- 炭など必要な燃料
- 調理道具と食器
- ごみ袋
- 使用後の炭を安全に持ち帰る準備
無料だから手軽とは限らないのがポイント。電車利用なら、帰りの炭やごみまで含めて荷物量を考えておきたいですね。
子連れや犬連れならルールの違いも確認
家族で利用する場合は、設備だけでなく園内ルールにも大きな違いがあります。特に注意したいのが、アルコールとペットです。
赤羽自然観察公園は園内全体が禁酒・禁煙。また、犬などのペットを園内へ連れて入ることもできません。
愛犬と一緒にバーベキューをしたい家庭なら、荒川岩淵関緑地の方が選択肢になります。こちらはルールを守ればペットと一緒に利用できます。
一方、赤羽自然観察公園には森や池、自然観察エリアなどがあります。BBQだけでなく自然の中で過ごしたい子ども連れには魅力のある環境です。
電車と車ではどちらが行きやすい
荒川岩淵関緑地の最寄りは東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅です。1番出口から徒歩約13分、JR赤羽駅東口からは徒歩約24分が目安になります。
車の場合は荒川岩淵関緑地駐車場がありますが、営業は基本的に土日祝日のみ。普通車35台と障害者用3台で、普通車は1回500円です。
一方、赤羽自然観察公園は赤羽駅西口から徒歩約15分、本蓮沼駅から徒歩約13分。国際興業バスなら「赤羽自然観察公園」バス停を降りてすぐです。
赤羽自然観察公園は一般的な来園用駐車場ではありませんが、食材などを運ぶ場合は予約時に申し出ることで、原則1グループ1台まで利用できます。
河川敷だからこそ風と増水に注意したい
荒川岩淵関緑地を利用するなら、天気予報では雨だけでなく風も確認しておきたいところです。河川敷は建物に囲まれた公園より風の影響を受けやすくなります。
荒川岩淵関緑地では、場内の風速が5mを超える日はタープテントの貸し出しを行わないと案内しています。晴れていても風が強ければ影響が出ます。
台風接近や警報発令時などは閉場になることもあります。当日は出発前に公式サイトのお知らせを確認しておくと安心です。
なお、荒川下流の河川敷では指定場所以外でのバーベキューや煮炊きは禁止されています。少し離れた空いている場所へ移動して火を使うことはできません。
2026年に利用する前のチェックポイント
2026年9月は北区花火会の開催準備に伴い、荒川岩淵関緑地バーベキュー場が9月24日から28日まで閉場予定です。
イベントや河川状況による臨時閉場が入ることもあるため、予約不要で利用する場合でも「当日そのまま行けば大丈夫」と考えず、出発前に営業状況を確認しておきましょう。
迷ったら、機材を借りたい、犬も一緒、ごみを持ち帰りたくないなら荒川岩淵関緑地。無料でかまどを使い、自然の中で楽しみたいなら赤羽自然観察公園と考えると選びやすくなります。













