街路樹が少しずつ色づき始めると、遠出をしなくても秋らしい景色を見に行きたくなりますよね。子どもと一緒なら「きれいな紅葉」と同じくらい、途中で遊べるか、駅から歩きやすいかも気になります。
地域情報メディア『東京きたくりっぷ』のエリア担当ライター、はやとーさんです。北区には、庭園を静かに歩く日、公園で落ち葉を探す日、池や風車と秋の木々を眺める日など、家族に合わせた紅葉散歩の選択肢があります。
2026年の色づきはまだこれから。ここでは通年確認できる場所の特徴と、今年発表された催しを分けて紹介します。「どこに行く?」「いつごろ確認する?」を決める材料にしてください。
静かに眺める?遊びをはさむ?まずは4か所を比較
| 場所 | 親子での楽しみ方 | 料金・アクセスの目安 |
|---|---|---|
| 旧古河庭園 | 洋館・バラ・日本庭園と紅葉を静かに眺める | 一般150円/上中里・西ケ原から徒歩7分 |
| 飛鳥山公園 | 散歩と遊具・展示車両を組み合わせる | 公園入園無料/王子駅近く |
| 音無親水公園 | 王子駅のそばを短めに散歩 | 公園入園無料/王子駅徒歩圏 |
| 浮間公園 | 風車と池の周りで色づく木を探す | 入園無料/浮間舟渡駅徒歩1分 |
紅葉の量や色は年によって変わります。写真のような景色が必ず見られると期待するより、子どもがその日どんな散歩を楽しめそうかで選ぶと失敗しにくくなります。
旧古河庭園|洋風庭園と日本庭園で違う秋を楽しむ
旧古河庭園は、洋館とバラがある洋風庭園、斜面を下った先の日本庭園を一度に歩ける場所。日本庭園は心字池を中心にした造りで、東京都公園協会も秋の紅葉を見どころとして紹介しています。色づいた葉とバラを一緒に見られる年もあり、ほかの公園とは違った雰囲気です。
2026年は11月7日(土)〜12月6日(日)に「紅葉とバラ、和と洋の秋」を開催予定。11月28日には演奏会、期間中には開園70周年を記念するデジタルスタンプラリーなどが案内されています。ただし11月7日に紅葉が見頃になるという予報ではありません。訪れる週に公式のお知らせや写真を確認してください。
入園料は一般150円、65歳以上70円、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。洋館は管理者・開館条件・料金が別です。園内は高低差があり、静かに観賞する庭園なので、子どもが走り回りたい日は別の公園のほうが合うかもしれません。
📍 旧古河庭園へのアクセス
東京都北区西ケ原1-27-39
JR上中里駅、東京メトロ南北線・西ケ原駅からそれぞれ徒歩約7分
飛鳥山公園|紅葉散歩の途中で遊びたい子に
王子駅近くの飛鳥山公園は、景色を眺めるだけでは飽きてしまう子と一緒でも行きやすい公園です。園内には遊具、展示された都電や蒸気機関車があり、散歩と遊びの時間を切り替えられます。見たい木の色づきだけを目的にせず、「秋の公園で遊ぶ」一日にすると気楽です。
公園へ上がる「あすかパークレール(アスカルゴ)」も利用できます。ベビーカーや小さな子どもと上り坂が気になる場合は運行状況を確認すると便利。寒くなったら、園内の北区飛鳥山博物館など屋内施設へ切り替える案もありますが、各館の休館日と入館料は別に確認してください。
📍 飛鳥山公園へのアクセス
東京都北区王子1-1-3
JR王子駅中央口から公園入口へ。東京さくらトラム「飛鳥山」停留場からも近い
音無親水公園|王子駅のそばで短い散歩に
音無親水公園は、石神井川の旧流路に整備された公園です。北区の案内によると、この一帯はかつて春の桜や秋の紅葉を楽しむ景勝地として親しまれてきました。王子駅周辺の用事と組み合わせて、短い時間だけ季節を感じたい日に向いています。
園内には水辺や橋があります。写真を撮るときも、子どもが足元を確かめながら歩ける速さで。夜間のライトアップなどを2026年の秋に行うとは確認していないため、日中の散歩先として案内します。
📍 音無親水公園へのアクセス
東京都北区王子本町1丁目(王子本町1-1-1先)
JR・東京メトロ南北線の王子駅から徒歩圏
浮間公園|風車と池のまわりで秋色を探す
板橋区と北区にまたがる都立浮間公園は、池と風車が目印。東京都公園協会は秋に見られる植物としてイチョウ、モミジ、メタセコイアなどを挙げています。駅から近く、広場や遊び場もあるので、子どもが景色を見るより体を動かしたくなっても行き先を変えずに過ごせます。
浮間ヶ池の周囲では釣りや散歩を楽しむ人もいます。水際で子どもから目を離さず、落ち葉や木の実を見つける程度の短い散歩から始めるのがよさそう。開園は常時で入園無料ですが、一部の運動施設は有料です。
📍 浮間公園へのアクセス
東京都北区浮間2丁目・板橋区舟渡2丁目
JR埼京線「浮間舟渡」駅から徒歩約1分
2026年の見頃はいつ?昨年の写真を予報にしない
旧古河庭園について北区は2025年11月27日に日本庭園の紅葉が見頃を迎えたと伝えています。これは去年の記録であって、2026年の見頃予想ではありません。同じ園内でも木によって色づく速さが違い、気温や雨風にも左右されます。
11月に入ってから、旧古河庭園や各公園の公式サイト・SNSの投稿日を確認し、今どの辺りが色づいているか見てみましょう。旧古河庭園のイベント会期は12月6日までですが、訪問日の紅葉の状態はその都度確かめる必要があります。
子どもと行くなら、歩きやすさと滞在時間も大切
静かな庭を歩きたいなら旧古河庭園、遊具と組み合わせたいなら飛鳥山公園、駅からほとんど歩かずに広い公園へ行きたいなら浮間公園。小さな子が「もう帰りたい」となったときに切り上げやすいのは、駅から近い場所です。
秋の夕方は急に冷えます。羽織りものと歩きやすい靴を用意し、写真に夢中になって通路をふさがないように。旧古河庭園は文化財の庭園で、犬などのペット連れは入園できず、三脚等の撮影にも制限があるので、家族写真を予定している人は公式の撮影ルールも確認してください。
さいごに
北区の紅葉は、一か所でたくさんの景色を見ようとしなくても楽しめます。庭園をゆっくり歩く、遊びながら木を見上げる、駅前の公園で短く季節を感じる。家族の過ごし方に合わせて選んでみてください。
2026年の見頃はまだ決まっていません。古い写真の日付と今年の開催情報を混同せず、訪問する週に施設の最新情報をチェックすると安心です。
旧古河庭園の秋バラについてはこちらの記事もどうぞ。紅葉が色づき始めたら、この記事にも確認できた情報を追記します。












