【北区】病気の子をベビーシッターに預けられる?病児保育の新制度2026

2026年10月11日更新:北区公式の10月9日更新情報で、病児保育ベビーシッター検証事業の登録申請受付中と案内されています。申請期限は2027年2月14日(日)ですが、登録可能人数に限りがあり、期限前に受付を停止する場合があります。利用には事前の対象者確認申請が必要で、確認書が郵送で届くまで約2週間かかります。その後も契約などの手続きがあるため、利用を考えている方は早めに準備しましょう。

子どもが熱を出して保育園を休むことに。でも、明日はどうしても仕事を休みにくい。そんな日に、自宅で子どもを見てもらえる選択肢があると助かりますよね。

今回北区が案内しているのは病気や回復期の子どもを対象に、認定事業者のベビーシッター利用料の一部を補助する制度です。現在、登録申請を受け付けていますが、発熱した日に初めて登録を申し込んですぐ使える仕組みではありません。

「東京きたくりっぷ」のエリア担当ライター、はやとーさんです。今回は北区の最新案内と東京都の利用約款をもとに、対象条件と利用までの流れをまとめました。

目次

登録申請受付中|締切は2027年2月14日

正式名称は「ベビーシッターを利用した病児保育に係る検証事業(東京都病児保育推進事業)」。病児保育サービスの利用を通じて、仕組みの評価・検証を行う東京都の事業です。

北区公式の2026年10月9日更新情報では、現在、登録申請を受け付けていることが確認できます。以前の「協定締結準備中」という案内から、受付中の案内に変わりました。

登録申請の受付状況受付中(2026年10月11日確認)
登録申請期限2027年2月14日(日)
早期終了の可能性登録可能人数に限りがあり、期限前に受付を停止する場合あり
対象者確認書の到着申請から約2週間。自宅へ郵送
事業の実施期間2027年3月31日(水)まで
翌年度以降2027年度以降の実施は未定

2月14日は登録申請の期限で、3月31日は事業の実施期限です。確認書が届いてからも手続きが続くため、利用したい時期に余裕を持って申請しましょう。

申請は、北区公式の病児保育ベビーシッター検証事業の案内にある「対象者確認申請」の電子申請フォームから行います。申し込む前に、利用約款と対象条件をご確認ください。

問い合わせ先は北区保育課私立保育園係、03-3908-1333です。

対象となる家庭

利用には以下の条件をすべて満たす必要があります。

北区では、次の条件をすべて満たす子どもの保護者が対象です。

  • 子どもが生後6か月から小学校入学前である
  • 子どもと保護者が北区に住民登録をしており、実際に住んでいる
  • 保育園・幼稚園等に在園している
  • 保護者の勤務等により、家庭で保育することが難しい
  • 利用時に、病気・回復期・その他の体調不良に該当し、原則として病児保育が可能と診断されている

「北区に住む未就学児なら全員対象」ではない点に注意してください。生後6か月未満の赤ちゃんや、保育園・幼稚園等に在園していない子どもは、この事業の対象条件に入りません。

病気の回復前でも対象となる場合がありますが、当面の症状の急変が認められないことなどが前提です。「熱があるから預けられる」と自己判断せず、医師と事業者に確認しましょう。

料金と別途かかる費用

利用内容1時間の負担額1日の上限額
通常の保育・1名体制の代行受診400円2,000円
障害児等の受入れ・2名体制400円2,000円
代行受診・2名体制700円3,000円

ただし、これは保育利用にかかる負担額です。入会金や会費、保険料などまで含めて必ず1日2,000円で済むわけではありません。シッターの移動等にかかる交通費は年6,000円まで補助されますが、代行受診時のタクシー代などは自己負担です。

契約前には「登録時に払う金額」「利用ごとに払う金額」「キャンセルした場合の金額」を分けて聞いておくと、家計の見通しを立てやすくなります。

利用時間と年間上限

北区の案内では、利用できるのは平日8時から20時のうち連続9時間まで。土日・祝日・年末年始は対象外です。年間の利用上限は次のとおりです。

年齢区分通常障害児・ひとり親家庭の児童
0歳から2歳児56時間112時間
3歳から5歳児28時間56時間

年齢は2026年4月1日時点で判断します。これは毎月の上限ではなく、年度内の利用枠です。仕事の時間だけでなく、帰宅して引き継ぐまでに必要な時間も考えておきましょう。

利用までの手続き|まず北区へ対象者確認申請を

対象者確認書の到着後も、事業者との契約・アカウント申請・助成券の発行が必要です。

利用するには、北区への申請から順番に手続きを進めます。最初に行うのは「対象者確認申請」で、シッターの利用予約とは別の手続きです。

  1. 利用約款を確認し、北区へ対象者確認申請
    北区公式ページの電子申請フォームから申請します。対象者確認書が郵送で届くまで、申請から約2週間かかります。
  2. 対象者確認書を受け取り、認定事業者と契約
    北区公式で案内されている8事業者から1社を選びます。この事業では複数社と契約できません。一時預かり利用支援の認定事業者とは異なるため、今回の事業の対象かを確認してください。
  3. 専用システムのアカウント発行を申請
    確認書に同封される二次元コードから手続きします。初回利用予定日の10開庁日前までに、認定事業者との契約書を提出して申請する必要があります。
  4. アカウント通知を受け取り、助成券を発行
    公益社団法人全国保育サービス協会から届くアカウントを使い、専用システムで助成券を発行します。
  5. 利用予約・受診を行い、病児保育を利用
    利用の都度、助成券のコードをシッターに伝えます。利用後は、検証事業のアンケートへの回答が必要です。

「約2週間後には使える」とは限りません
約2週間は、最初の対象者確認書が届くまでの目安です。その後に事業者との契約とアカウント発行申請が必要で、アカウント申請には「初回利用予定日の10開庁日前まで」という期限もあります。急な発熱に備えたい家庭は、必要になってから登録を始めるのではなく、事前に準備を進めておきましょう。

助成券の発行が利用日に間に合わない場合、その日の利用料が全額自己負担となることがあります。契約先が決まったら、初回利用に間に合う手続き日程も確認してください。

必要書類や期限は、利用約款(PDF)と利用の流れ(PDF)、北区から届く案内をあわせて確認してください。

受診と予約の確認

事前受診が原則

利用約款では、保護者が子どもを連れて事前に受診することが原則です。保護者とシッターが一緒に受診する「同行受診」も可能ですが、シッターだけで受診する「代行受診」は、やむを得ない場合に限られます。

「朝から全部お任せできる」と考えて予約する前に、受診の方法、必要な連絡票、薬の引き継ぎ方法、仕事中の連絡先を事業者と確認しておきましょう。

登録しても、必ず予約できるとは限りません

事前の登録や契約を済ませていても、事業者の状況によっては対応できない場合があります。対応できる症状やキャンセル料も、契約前に確認しておきましょう。キャンセル料には助成券を使えません。

北区の「利用の流れ」では、予約は当日利用が午前9時まで、翌日利用が前日午後8時までと案内されています。事業者が受付時間を延長している場合もあるため、実際の連絡方法や受付時間は契約先で確認してください。

契約先を選ぶときは、料金だけでなく「前夜に発熱したときはどこへ連絡するか」「当日朝はどう申し込むか」「予約できなかったときに職場へいつ連絡するか」まで、家庭内で決めておくと動きやすくなります。

家事やきょうだいの送迎は対象外

保育場所は原則として子どもの自宅で、対象は病児保育です。家事援助やきょうだいの送迎などは含まれません。「病気の下の子を見てもらいながら、上の子のお迎えも」という場合は、送迎を別に手配する必要があります。

従来の助成との違い

北区には、今回の検証事業とは別に「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)」があります。こちらも病児・病後児の利用が助成対象になり得ますが、事業者が体調不良の子どもに対応できることが前提です。

一時預かり利用支援は、保育施設への在園を問わず、仕事や学校行事など幅広い理由で利用できます。助成上限は7時から22時が1時間2,500円、22時から翌7時が1時間3,500円。今回の検証事業の「通常1時間400円」という負担額とは仕組みが違います。

また、一時預かり利用支援は区への事前登録が不要ですが、今回の病児保育検証事業では、契約前に北区への対象者確認申請が必要です。同じベビーシッターの助成でも、手続きを混同しないようにしましょう。

一時預かり利用支援では、病児・病後児の加算料金も、内容が確認できる場合に助成上限の範囲内で対象となります。一方、交通費や当日予約などにかかる料金は対象外です。領収書や明細書に、料金の内容が分かるよう記載してもらいましょう。

すでにシッターを利用している家庭でも、いつもの契約に新制度の料金がそのまま適用されるとは限りません。予約時に制度名を伝え、対象事業者・契約・申請方法を確認することが大切です。

詳しくは、北区の一時預かり利用支援と公式FAQをご確認ください。

普段の預け先や送迎の支援もあわせて探したい方は、【北区】子育て利用券、使えるサービス3選|ベビーシッター・ファミサポ・ひろばを紹介も参考にしてください。紹介している各サービスは、今回の病児保育検証事業とは別の制度です。

さいごに|必要になる前に、対象確認と登録の準備を

病気の日の預け先は、必要になってから探すと、料金も手続きも一度に確認しなければなりません。北区では現在、今回の検証事業の登録申請を受け付けています。気になる家庭は、まず対象条件と利用約款を確認し、北区への対象者確認申請から進めてみてください。

確認書の到着までは約2週間。その後にも契約などの手続きが必要です。申請期限は2027年2月14日ですが、人数の上限によって早めに受付を終了する場合もあります。利用を考えているなら、締切直前まで待たずに準備しておきたいですね。

家族で話しておきたいのは、「誰が受診に連れていくか」「シッターを頼めなかったらどうするか」「仕事中の連絡を誰が受けるか」。制度の登録と一緒にここまで決めておくと、急な発熱の日にも次の行動を選びやすくなります。

この記事は2026年10月11日に、北区公式の10月9日更新情報と掲載資料を確認して更新しました。受付状況や利用条件は、北区公式の最新案内でご確認ください。

Threadsで更新情報を配信中

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「東京きたくりっぷ」はやとーさん

東京都北区在勤のはやとーさんです。地域情報メディア『東京きたくりっぷ』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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